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2022年09月30日

Vantage IT株式会社WEBサイトのメンバーページ4

彼(秋月くん)と弊社(株式会社eR)代表の岩本とは、将棋という共通点がある。

ただし、岩本の実力は彼の足元にも及ばない。

将棋をこよなく愛し、何手先を読むスキルは小さな頃から培われた。自己を理解していない、という理解が、究極のパラドクスを生んでいる。

以下、実際の広告コピーと制作趣意である。

↓↓

<キャッチコピー> 

パラドックスで覆った、 

十手先の局面図。 

 

<ボディコピー> 

仕事はいつも、マルチスレッドで処理する。 

毎日コードを書きながら、最短距離を探している。 

東大卒・将棋好きという異彩の策士。 

 

システム開発事業部・秋月嶺。  

 

「小学生の頃は誰彼構わず話しかけていて」 

 

好奇心旺盛で、落ち着きのなかった幼少期。 

ある時に定石は崩れ、次第に口数は減っていった。 

しかし会話は、量ではなく質が問われるものだ。 
 

「部下には質問しやすい環境を意識的に作っています」 

 

彼は今や、開発事業部のリーダーである。 

部下に同じ未来を見せる、という自らの役割も自覚している。 
 

「いつか自社プロダクトをつくって会社に貢献したい」 
 

自己分析が苦手という彼は、 

既に自分の個性と立場を分析できている。 

その大局観は、顧客と向き合う時に大きな武器となる。 
 

緻密にコードを書くたびに。 

正解と言われる定石を打つたびに。 

彼は未来の局面図を、仕事をしながら描いている。 

 

寡黙なパラドックスに隠されたその先見性を武器に、 

自らが提供できることと社会のニーズの交点を、今も探している。 

 

Vantage IT って、私の会社です。 

私がいなければ、それはただの技術だ。 

 

 

【制作意図】 

「自分は人見知り」と言いながら、顧客折衝を担い、メンバーにストレスを与えないコミュニケーションを意識している。  

「自己分析ができていない」と言いながら、常に自らの役割と立場を理解して行動しているし、そもそも分析ができていないと分析している。  

彼の発言は、完全にパラドックスだ。  

「自分は嘘つきだ」→「自分は嘘つきだと言っているのも嘘だ」→「自分は正直者だ」  

の展開とまったく同じ。  

このパラドックスの向こうにあるものは何か。  

彼はコードを書きながら、十手先のヴァンテージを描いていた。