2023年09月07日
コピーは”補助言”を提示すること。
コピーライターは
コピーを書くことだけが仕事じゃないともちろん思っている。
なんなら、コピーを書くことよりも重要なことがある気がする。
数学の図形問題で出てくる“補助線”。
一本引くと、謎が解けたように共通の正解が見え、
一気に視界が良好になる。
コピーライターの役目は、
この補助線のようなひと言を提供すること。
いわば“補助言(ほじょげん)”だ。
それは、メディア上とは限らない。
紙面上とも限らない。
打ち合わせ時やブレスト時、
休憩時間の会話の中で提供する。
場面やシーンを問わず、
解決の取っ掛かりさえ分からない、五里霧中状態をクリアにする。
それができるのは、
やっぱりコピーライターしかいない。
しかし注意も必要。
図形問題も線の引き方を間違えると、
余計に問題が難解になるんだから。