2022年12月15日
【ビジネスパーソン向け】クライシスマネジメントという考え方
リスクマネジメントとクライシスマネジメント。
従来と同じことや似たようなことを行う前提であれば、リスクヘッジは比較的簡単。
キャリアの中で、練度が高まれば高まるほど“予測”ができてくるので、事前に対処策をチームや組織で共有しておくことができる。
所謂「学習する」ってやつ。
我が社(株式会社eR)も、さまざまな外部パートナーと組むことが多いので、事前にリスクの芽を摘むんでおくことが、私岩本のディレクターとしての大きな役割でもある。
ただ、人生やビジネスの局面においては、まったく予測不能なことが往々にして起こりうる。
その時に私岩本が心掛けているのは、当たり前だが“未来の話”である。
まずは原因追求や責任の所在はどうだっていい。
それは、過去の話だからだ。
すぐに緊急対応してなんとかコトを収めることが先決。
その後に、正式な対策を組織として決定する。
ちなみに個人的で極端な思考かもしれないが、私は正直原因追求や責任の所在についてもそこまで興味がない。
興味があるのは全て未来、つまり「この先どうしていくか」である。
「この先どうしていくか」を考える材料として、なぜ発生したか、という原因や誰がやったかという責任の所在は必要となるだけで、ゴールは未来にピントを合わせなければ意味がない。
ダメな会社はこの過去の話にとうとうと時間を使う。
時に部下を説教したり外注先に始末書を書け、と迫るのだ。
繰り返すが大切なのは、この先の宣言であって、猛省を促す始末書は意味がない。
そんなものは事務的に最短時間で終わらせる。
そもそも反省=落ち込むとなりがちだけど、明るく前見て反省すればいい。
落ち込んでいたら、できることまでできなくなっていくのだから。
組織として、他人とともに同じ目的に向かって動いている以上、
株式会社eRは常にどんな局面でも、メンバーを大切にして“未来の話”に終始していく。