2022年11月25日
【広告営業者向け】なぜ制作スタッフが営業をすると、すぐに受注できるのか
名古屋の広告プロダクション・株式会社eR代表の岩本は、コピーライターからキャリアをスタートさせ、7年前から前社でアカウントプランナー(広告営業)も兼務した経験を持つ。
そもそもアカウントプランナーだけでなく、クリエイティブプランナー、映像プランナー、エディトリアルライター、シナリオライター、アドキュレーター、クレイイティブディレクターなどを兼務し、キャリアのタグが増えまくっているのだが、その中でもこのアカウントプランナーとして動いた日々が、今日までつづく経験則を作ってくれたのは間違いない。
この日々がなければ、私岩本は独立・起業すらしなかったかもしれない。
というのは、7年前の当時、前社で東京オフィスから名古屋オフィスに戻って立て直しを命じられた際、自らの判断で必要にかられたのが“新規開拓営業”であった。
もちろんそれまでは営業なんて一度もやったことなければ、誰からも教えられたこともなかった。
ただ、コピーライターという職種柄か、人と会うのはすごく好きだし、そもそも人が「買う」という行為そのものを考えてきた日々がバックボーンとなり、「やってみるか!」という軽いノリで始めてみた。
そうすると、提案がどんどん湧いてきてその場でサムネイルを描いて提案したり、戻って企画書を制作して後日提案したり、、個人的な“楽しい時間”が増えた。
結局私岩本(株式会社eR代表)は、企画を立案している時が今でも非常に楽しいのだ。
そのうち、口頭で目の前の人と同じ輪郭を描けるように伝えることもできるようになった。
そして、どんどん提案が売れた。
私の提案がお金になった。
営業成績は毎年社内トップ(そもそも営業じゃないんですけど。岩本はコピーライターなんですけど涙)。
社内からは「自分で仕事をとってきて自分で制作している希少な人物」として一目置かれることに。(私は自虐的に“センターフライをキャッチャーの僕が取りに行ってる”と表現していたw)
まさにこの頃から“独立・起業”を考えるわけだが、そもそもなぜ岩本は“売れた”のか。
私は、営業ってクリエイティブだと思っている。
我々が売っているのは、有形商材ではない。
売っているのは、全く形も輪郭すらない“無形商材”である。
つまり、自分にも相手にも真っ白なキャンバスしかないその場所に、どんな“絵”を描くか、が営業業務となるのだ。
まさか、見積作成が営業業務ではない。
既存顧客の対応をするのが営業業務ではない。
誰も見たことのない“絵”を描くこと。
それができるのが、営業パーソンだ。
もっと前提を言えば、自社のUSPや魅力を伝えるのも営業パーソンの仕事。
自社というクライアントを目の前の人に魅力的に伝えること。まさに広告だ。
いま世の中は、縦の区割りが薄くなってきている。
ジョブ型雇用、教科横断型など、会社も教育も変わってきた。
営業も制作もスペクトラムだ。全て地続きなのだ。
私は営業だから、コピーは書かない。
営業だからデザインに口出ししない。
いや、営業だから、コピーを書いてデザインに対して意見することができる。
さあ、下手でもいいからサムネイルを描いてみよう。
提案が的を得ていなくても、きっと受注できるはずだ。
株式会社eRは、営業もできる、コピーライター事務所です。