2022年11月23日
株式会社eRは、器から考えます。
名古屋を拠点に広告・広報を展開している株式会社eR。
私たちが意識していることはいくつかあるが、その中でも強く意識しているのは、「器から考える」ということだ。
私岩本がサラリーマン時代から意識する、仕事に対するスタンス(姿勢)である。
我々広告制作会社(広告プロダクション)は、言われたことやお願いされたことを“形にすること”で対価を得ていると思いがち。それは間違っていないし、それぞれのスタンスに準じればいい。
ただ、我が社株式会社eRは“形にすること”は目的に向かう“手段”だと考える。
よって、例えば「この駅貼りポスターを制作してほしい」とオリエンを受けた時、そのポスターの絵柄がどうこうとかのもっと手前の話から始める。
「このポスターを掲出することでどのような効果を期待しているのか」
「そもそもなぜ駅貼りポスターというメディアを前提に話しているのか」
「ポスターではなく、別のこういったメディアを活用してはどうか」
この時私岩本は、インタビュアーとプレゼンターの境界線がハッキリと見える。
ひと通りインタビュアーとしてヒアリングした後、プレゼンターのようにジャストアイデアを次から次へと提案していくのである。
ちなみに、提案のヒントはいつもマーケットインの視点にある。
つまり、プレゼンター岩本は、エンドユーザー岩本でもあるのだ。
「ねえねえ、岩本。お前だったらここに貼られたポスター見ると思う?」(プレゼンター岩本)
「駅の中って意外に移動で忙しいし、落ち着いたらスマホを見るし、あんまり見ないかもね」(エンドユーザー岩本)
という具合。
それからプレゼンバックを交えてどんどんアイデアがブラッシュアップされていく。
ぼくはコピーライターだけど、広告制作会社のクリエイターだけではいいアイデアは生まれにくいと思っている。
こだわりのあるインタビュイー、つまりクライアントが居てこそ、いいアイデアは共同制作されていくのである。
だから株式会社eRは、いつも器から考えます。
みなさま、まずは雑談から始めましょう。