2022年11月09日
いいとこ探しをしています。
私はコピーライター。
株式会社eRは、名古屋を拠点にするコトバから考える広告プロダクション。
20年やってて思うのは、携わってきたクライアントのなかで、自社や自分の仕事のUSP(独自性)を語れる人は想像以上に少ない。
きっと、わざわざそこに言及しなくても仕事が来るからだろう。
でももうそんな時代は終わった。
これからは、自らが仕事をとってくる、またはそうでなくても自らの人生に何かしらの納得感がなければ意味がない。
ただ単に言われた業務をこなすよりも、その団体や組織に属する意味を自ら見出し、自らそこに納得して働く。
そうすれば、営業パーソンはモノやサービスが売れる。社員は組織に対するエンゲージメントが高まる。
USPを語れないタイプは、大きく分けて三つ。
まず、USPを把握していないタイプ。これは簡単。いっしょに“いいとこ”探し、しましょ。
二つ目は、USPを把握してるが伝え方が間違ってるタイプ。けっこう多い。おなじ“いいとこ”でも、つたえ方によってつたわり方は大きく変わる。つたえ方の初期値をいっしょにチューニングしていきましょう。
最後は、USPが無いタイプ。
でもこれは、上記の一つ目と実は同じ。私はUSPが無いなんてことはないと思っている。どんな組織だって存在している以上意義はあるはずだ。上層部が「なんの取り柄もない会社なんで」と切り出す瞬間、私、密かにピクっと反応している。
広告表現で間違えちゃいけないのは、順番。
意外にこれ、広告制作会社(広告プロダクション)や広告クリエイターは踏み外して提案してくることが多い。
必ず、What to say(何を言うか)→How to say(どう言うか)の順番で進めていくこと。
広告制作会社や広告クリエイターが、What to say(何を言うか) を無視してHow to say(どう言うか)から提案してきたらこう言ってあげてください。
「この表現のWhat to say、つまり訴求点やコンセプトはなんですか?」
株式会社eRはじめ広告制作会社や広告プロダクションが提供しているのは、アートじゃない。あくまで消費社会の中で他との差別化を図るための所謂商業デザインだ。
そういう意味でいえば、What to say(何を言うか)の「何」は、USPとなることが広告表現のなかでは多い。
株式会社eRは、広告業務に携わっているなかで、いちばん楽しいと思える業務フェーズが、クライアントとともに行うこの“いいとこ探し”である。
是非ともいっしょに、御社の“いいとこ探し”をさせてください。